2012年11月18日日曜日

コナラの大木 お別れの会

 
 
 今日は、こんこん山の森遊びの中心ともなっていた「コナラの大木」とのお別れの会。2年に渡りナラガレ被害を受け、今年完全に枯れてしまいました。台風や強雨の後には、大きな木なので落枝(らくし)が心配されていました。そこで今回、完全に根元からの伐採を行いました。
  前日の雨も無事止み、お天気になりました。予定通りお世話になったコナラの木を伐採です。木の伐採って????と少々戸惑い気味の子ども達。大人達は、大半がはじめての経験で、ドキドキワクワク・・・
 まずは、とってもお世話になった木への感謝の会「ありがとうございました!」「バイバイ!」、お別れと作業の安全を祈願しての会です。
  安全確保、伐採の準備支度も終わり、「さぁ、伐るよ~」「はい、下がって下がって~」。太い幹にチェンソーの刃が入ります。参加者も緊張気味で、こんこん山にはチェンソーの音だけが響き渡ります。
 木は思った以上に太かったので、倒れるまでに少々時間がかかりましたが、子ども達も大人もずっと集中して作業を見ていました。
 「倒れるよ~」凄い音がして、木は広場倒れて行きました。頑張って最後の力を振り絞って立っていたのでしょうか。しかし倒れる瞬間リバウンドもせずに、そのままバッサリと地面に手を広げました。倒れた場所に行ってみると・・・すっかり枝先まで枯れていました。これが本当にツリーイングを楽しませてくれた木なのだろうかと思える程、木はもろくなっていました。本当にお疲れ様でした。ありがとう。
  この木は何歳だったの? 70歳くらい~の予想をよそに、年輪を数えてみると55歳くらいでした。日当たりがよかったので、成長が早かったようです。木の寿命としてはまだまだ若者です。
 幹にあいた孔には、小さな昆虫が冬越しをしていました。森の木は枯れてもさまざまな生きものにとって大切な存在です。しかし今回は私たちの安全のために伐採をさせてもらいました。後に残った大木の全身は大切な資源として活かします。薪、ベンチ、・・・そしてクラフトの材料として。
  早速、今回は子ども達がのこぎりで枝を切り落し、モミュメントをつくりました。子ども達の発想に大人達は脱帽です。さすが!発想が自由ですごい!!
  まーぼーさんの打楽器もできあがり
最後はみんなでリズム奏♪
 ちょっと寒かったけど、楽しい楽しい一日でした。

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